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浴衣の種類

現在では、浴衣で出かけることが当たり前になってくると、色や柄で昼用と夜用のタイプが出てきております。「ゆかた」選びの際、夜用・昼用の特徴を参考にしてみるのが良いと考えます。

<昼間の浴衣>
 夏の日差しは大変明るく、夏は特に暑さを感じます。昔から、昼用として好まれていたのは「地染まり(じそまり)」と呼ばれるもの   で、藍色に染められた生地を白抜きで模様が描かれているものでした。 明るい日差しの中では、紺色が大変映えたため特に関東で好んで着られているタイプです。

<夜用の浴衣>
夜に好んで着られていた「ゆかた」は、「地白(じしろ)」と呼ばれるものです。白い生地に藍色を使って模様や柄が描かれているもので、見た目にも涼しく蒸し暑い夏の夜にはぴったりだったようです。 また、白色が薄明かりの中に浮かび上がるように見えるため一段と映えるので夜祭や縁日などには特にこの「地白」がおすすめです。

『浴衣のセット』
浴衣のセットには低価格の浴衣から高価格の浴衣までいろいろありますが、和装用下着、腰紐2本、コーリンベルト(両方にはさむためのクリップがついたゴムのひも)、伊達締めあたりが入っていれば充分です。 浴衣を着る時には、他にも帯板などいろいろ使えば確かにきれいに、きっちり着ることができるかもしれませんが、かえってちょっと直したりするときには邪魔になったりします。あれこれ巻きつけると暑いし、できるだけシンプルにいきましょう。 よく「浴衣の着付け基本セット」といって、下着、紐類、伊達帯などが入って3000円ぐらいのものが売られています。浴衣以外に何も持っていないのなら、それがけっこうお得かもしれません。

『浴衣帯』
浴衣の帯の種類について下記に説明します。

<小袋帯>
半幅帯は、伝統的な博多織の織り方で織られています。袋帯や名古屋帯(8寸幅)などに比べ、帯幅が半分の四寸(16cm弱)しかないところから、半幅帯とも、四寸小袋帯(よんすんこぶくろおび)とも呼ばれています。 小袋帯は、夏の浴衣や薄物に締めたり、冬の小紋や紬などにも使えます。 多くの着物や帯が、夏は、絽紗などの透かし織りを用いるのに対して、一年中使える半幅帯は例外のようにも思われます。おそらく帯幅が細いため、紐としての使用目的が重要視されているからでしょう

<結び帯>
結び帯はあらかじめ結ばれているということで、とても便利なものです。浴衣の着付けだけしたら、帯を巻いて差し込むだけです。しかし、自分なりのアレンジができなかったり、出来合いなので違う結び方がしたいときに、融通が利きません。最近この結び帯が増えてきていますが、ほとんどが同じ形に結ばれています。

<単帯(ひとえおび)>
一枚織の帯の総称で、近年では一般的に夏帯のことを単帯と呼んでいるようです。 地厚の博多献上などがよく使われます。 太鼓の部分は二重になりますが、絽や紗の帯のように芯が必要ないので、軽く涼しいのが特徴です。

<兵児帯(へこおび)>
子どもの浴衣に使われるやわらかいリボンのような帯のことを「兵児帯(へこおび)」といいます。子どもが使うタイプのものは「三尺帯(さんしゃくおび)」といい、兵児帯はこの三尺帯の長さが長くなったもののことをいいます。やわらかく簡単に結ぶことができるので、初心者でも使いやすいのが特徴です。しぼりで染められていることもあります。大変やわらかく薄い布でできているので兵児帯を使った色々なアレンジをすることもできます。しかし、男性の場合兵児帯を使うと腰を締めるのが難しいので、初心者向きではないと思います。

<半幅帯(はんはばおび)>
女性が浴衣を着るとき似使われることの多いのが「半幅帯(はんはばおび)」です。着物にも浴衣にも使われる一般的な帯ですが、変わり結びも簡単にできます。 兵児帯と重ねて帯を使う場合にも素材の違いから色々なアレンジでコーディネイトすることができます。また、浴衣を着るときに着物風のコーディネイトをする場合には、一部分が半幅帯のように細くなった「名古屋帯8なごやおび」」を利用することもできます。名古屋帯は半幅帯のように気軽で簡単に使うことができ、「お太鼓」と呼ばれる帯の結び方にも向いているのが特徴です。

<角帯(かくおび)>
男性が浴衣を着る場合に使われるのが「角帯(かくおび)」です。男性が浴衣を着る場合には、この角帯の他に兵児帯も使われます。角帯のデザインには上下が決められています。また、リバーシブルで使えるようにデザインされているので裏表を気にせず使うことができます。中にはマフラーのフリンジのような房(ふさ)があるものなどもありますので帯のデザインで浴衣の印層を色々変えて楽しむことができます。兵児帯と角帯を触り比べてみると、角帯は兵児帯に比べてかたいのがわかります。兵児帯は大変結びやすいのですが、男性が使う場合に腰の位置が上になってしまいやすく子どもの浴衣のようになってしまうことが多くあります。着慣れたように兵児帯を使いこなすのは難しいので、兵児帯を使ってみたい人は慣れるまで角帯を使って練習するのがおすすめです。

[馬乗袴・行灯袴]
袴のなかに中仕切り(襠)があるものを馬乗袴、ないものを行灯袴という。行灯袴は袴が町人のあいだでも穿かれることの多くなった江戸時代後期に発案されたものであり、現在では馬乗袴と同じく礼装にも用いられる。

[一般的な袴]
男物の袴。仙台平などの縞の絹地で作った場合には、紋付とあわせて礼装とすることができる。

[仕舞袴]
能楽師が仕舞や舞囃子の際に用いる特殊な袴。

[舞袴]
日本舞踊や剣舞などで使う袴。仕舞袴よりもふつうの袴に近い外見を持つが、立居の際に皺や襞ができないような工夫がされている。

[軽衫(かるさん)]
戦国時代に来日したポルトガル人のズボンにヒントを得てつくられた袴。裾が足首につくようにすぼまっており、活動的で動きやすい。

[女袴]
明治時代から昭和初期には女学生の制服として多く着用された。現在でも卒業式における女性教員、女子大生の定番の服装である。

[指貫(さしぬき)]
衣冠束帯や狩衣など男子の平安装束において用いる袴。

[捻襠袴(ねじまちはかま)]
主に十二単で着用する袴で、馬乗り袴の一種である。

[裁付(たっつけ)]
野袴、山袴などともいい、軽衫から発達して作業着として用いられた袴。農山村で広く使われた。